子どもとの時間、家事の時間、自分時間、どれもたっぷり楽しめる家
築50年、180戸以上ある大きなマンションのリノベーション。4歳、2歳、0歳のお子さんがいるMさまにとって、子どもとの時間、家事の時間、自分時間…大切にしたいものはたくさんあります。そのどれをとってもストレスがなく、何かを我慢しなくても、ひとつひとつの時間を楽しめるおうちになりました。
リノベーションのきっかけを教えてください。
住んでいた家の取り壊しが決まり、建て替えとなるマンションのモデルルームを夫と内見したのですが、「もっとこうだったらいいのに…」と思うことが多くって・・・ここに暮らすイメージがなかなか持てなかったんです。「だったら、自分たちで理想のおうちを作れたらいいね!」と、物件を探してリノベーションを考え始めました。ちょうど、生活のエリアが変わらず、友人家族も住んでいるこのマンションの1室を購入することになり、家づくりが進みました。
WAKATTEとの出会いを教えていただけますか?
Instagramで「子育てママのためのリノベーション」というWAKATTEさんを見つけ、「子育てしやすい家が作れるっていいな」と思い、問い合わせをしました。
最初は、夫婦でモデルルームに伺いました。事前にメールでお伝えしていた「こういう部屋にしたい」という私の希望をもとに、すでに斎藤さんがラフプランを作ってくださっていて。「こんな部屋で暮らせたらいいね」と具体的なイメージが持てました。すごく楽しくて話しやすくて、一緒にすてきな家が作れるんじゃないかなと。
他にも1社さんと打ち合わせをしていたのですが、お金の話ばかりで、あまり安心感が持てなかったんですよね。
打ち合わせの後、お昼を食べながら「すごく良かったよね」と二人で話が盛り上がって(笑)
その足で戻って「WAKATTEさんにお願いしたいです!」とお返事しました。
WAKATTEからの提案はいかがでしたか?
家づくりのプロであり子育ての先輩でもあるお二人からの間取りや設備の提案は、どれもありがたいものでした。
私が収納も掃除も苦手というのをふまえて、「こういう素材だと掃除しやすいですよ」とか「お子さんがもう少し大きくなったら、ここにこれがあるといいよね」という、少し先の子どもの成長を想定しながら提案してくださったのは、本当に助かりました。どうしても今ばかりを優先してしまうので。
当初、フルフラットのアイランドキッチンにしたいと思っていたのですが、彦坂さんに「片付け…できますか?」と聞かれたんです(笑)
アイランドキッチンは憧れるけれど、きれいに保つのは大変。うわべの心配じゃなくて、ずぼらなところがあっても大丈夫なように、実際の暮らしを第一に考えてくださったのがうれしかったです。結果的に、2列型の対面型キッチンを提案していただいたのですが、これが大正解でした。
それから、子どもが小さいとママはダイニングに居る時間が多いからと、ダイニングの後ろに大容量の収納を提案してくれたました。オムツから文具から書類からなんでも入れられて、本当に便利!自分の席の周りだけで完結できちゃいます。引き戸なので使いやすく、閉めてしまえば見た目もすっきり。子どもが多いととにかく散らかりやすいので、本当に助かっています。
こだわりの場所、お気に入りの場所を教えてください
「対面キッチン」と「収納をたっぷり」というのが一番の要望だったのですが、そのどちらも叶えることができました。
以前はキッチンが別室で狭かったので、料理をしていると子どもの様子も見えず不便だったのですが、キッチンがリビングの中にあるので、料理中に呼ばれても子どもに応えてあげられるのがうれしいです。「お母さん何作っているの?僕もトマト洗いたいな」と、子どもが自然とお手伝いするようになりました。キッチンが広くなったので、子どもがお手伝いしても邪魔じゃないんです。
二列型キッチンはとても使いやすいです。夫婦でキッチンに立っても狭くないし、収納もたっぷり。シンクは壁面にあるので、洗い物が少し置いてあってもリビングからは散らかって見えないのも安心です。玄関から入ってきて、一番に目に入るのがコンロ側のキッチンなので、ここだけすっきり保てばいいので、気が楽ですね。
家事や子育てが楽になったポイントはどんなところですか?
前の家では部屋中におもちゃが散らばってしまうのがストレスだったのですが、今は小上がりにおもちゃをまとめているので、片付けが楽になりました。物が床に散らからないので、ロボット掃除機を使えるようになったのも家事楽ポイントです!
あとは、リビングに室内干しスペースを作ったことで、料理と同じように洗濯も子どもから目を離さずにできるようになったので安心です。
玄関の土間は、最初は明るい色にしようとしていたのですが、斎藤さんが気を利かせて、汚れが目立ちにくいグレーのサンプルをそっと用意してくださって…(笑)それが大正解でした。
洗面台も、既存のものを再利用しようとしたのですが、斎藤さんに「できたら、洗面台は変えた方がいいと思います」と提案してもらい、自動で水が出てくるものにしました。今まではいちいち踏み台を出して手洗いも手伝っていたのですが、子どもたちが自分で手を洗えるようになったので、これも子育てが楽になったポイントですね。
お子さんやご主人の様子はいかがですか?
1階なので、ウッドデッキを作れたのが良かったです。子どもたちはウッドデッキがお気に入り。天気がいいと、木の部分を線路に見立ててプラレールを楽しんでいます。ちょっと外に出たいときにも、広いウッドデッキがあるといいですね。夫も、庭にテントを張って一晩過ごしたり、楽しんでいます。私もこれから花を植えたりしたいなと思っています。
奥さまの暮らしの変化は?
料理の作り置きをするようになりました。以前のキッチンは居心地が悪かったのですが、今はリビングの中にあるから孤独感がないし、おしゃべりしたり、テレビ見ながら料理できるのがうれしくて、キッチンに立つのが楽しくなりました。「ドラマ1本見ながら、夜ごはん作ろうかな♩」みたいな。家事がどんどん楽しく、そして楽になっていく感じです。
これからどんなふうに暮らしていきたいですか?
以前の食器棚は、学生時代からなんとなく使っていたものでしたが、今は家がすてきだから全部すてきにしたい、という気持ちになっています。お気に入りの食器を少しずつ集めています。
食卓に料理が並んでいる当たり前の風景でも「いいね~、良い家だね~」って夫婦で言い合っています(笑)
部屋がお気に入りだから、少しずつお気に入りを増やしていこうと思います。自分が好きなものに囲まれた生活を育てていきたいですね。
今回のリノベーションが成功した秘訣はなんでしょうか?
やはり、会社選びに大成功したことですね。斎藤さんと彦坂さんにお願いして、ほんとによかったね、と夫婦で話しています。
実は、物件の購入後に、リノベーションの制約が多いと分かった物件だったんです・・・かなりショックで落ち込むことも多かったのですが、厳しいルールの中でも、いつでも私たちの利益になるように、ずっと味方でいてくれました。「できないので諦めてください」ではなく、「こういう制約はあるけれど、これだったらどうか」とアイデアを出してくださって。何度も管理組合と調整をしてくれて。そういう風にとことん寄り添ってくれる会社さんって、なかなかないんじゃないかなと思います。
制約がある中で、どうやったら暮らしやすい家になるか、たくさん考えてくださったことは感謝しかありません。ずっと私たち家族の心の支えでした。本当にありがとうございました。