住み慣れた愛着そのまま、暮らしがグレードアップしたお家|マンションリノベーション
10年間住んだ築39年のマンション。住環境はとても気に入っているけれど、子どもの成長とともに、手狭に感じることが増えてきたというI様。子ども部屋を新設し、元の間取りの良さを生かしながらも「暮らしやすさ」を感じられる様々な工夫がちりばめられています。
WAKATTEポイント 1
暮らしの中の小さな不満を解消する
使い慣れているキッチンの回遊動線や、洗面室・WICなどのサイズ感はそのまま、暮らしの中の小さな不満を解決するアイデアを取り入れました。
キッチンにはたっぷりの家電スペースを新設。散らかってしまう洗濯物は、物干しスペースを増やすことですっきりと。洗面室の収納は扉を無くしてオープンにしたり、開き戸や折れ戸は、引き戸にすることでデッドスペースを減らすことができます。
一つ一つは些細なことでも、小さなストレスが“なんか使いづらい”につながります。
毎日の家事を上手く回すために、細かいところまで見直しました。
WAKATTEポイント 2
コンパクトでも満足できる子ども部屋
約4畳の子ども部屋を2つ。コンパクトでも窮屈感がないのは、初めから家具配置を含めて設計しているから。
ベッド、机、学用品をしまうラックの置き場所まで、お子さんの今とこれからを一緒に考えます。今回は、マンションの配管スペースによってできる空間を利用して勉強机を造作しました。I様の子ども部屋のコンセプトは、「子どものやりたいことを伸ばす場所」。壁紙はお子さんが自分で選んだもの。キラキラとした個性が育つ空間になりました。
WAKATTEポイント 3
好きと、コストと、プロの視点
間取りは大きく変えずとも、住み心地は大きくアップデート。そのポイントの一つは、新しいお家のインテリアには、I様の「好き」がたくさん散りばめられていること。手持ちの家具や好きなテイストを踏まえて、プロの視点から色彩のセオリーをお伝えしながら、クロスなどの色選びをサポートしました。
大切なことは費用を理由に諦めることがないよう、影響のない既存を残すことでコストバランスを取りました。
暮らしの中のごきげんな時間が増える
「かっこいい家を維持する為なら、掃除も楽しいです」とご主人様。お気に入りのインテリアを眺めるだけで、気分が上がるのだとか。お子さんも、好きなことに没頭する自分だけの空間を持てたことが大きなよろこびに。長く暮らす中で、愛着と共に少しずつ積もってきた暮らしの小さな不満が解消されることで、暮らしの中の「ごきげんの時間」が増える。そんな実感が大きく生まれたリノベーションです。
◾️スタッフコメント
今のお家のいいところを残したまま、使い勝手の悪いところを解消するために、一緒にたくさん考えましたね!
振り返ってみても、妥協したところはどこにもないかも・・・。それくらい一つ一つの選択にエピソードがあって、どれも思い出深いです。
Ⅰ様のリノベーションへの想いに応えるために、解体後に判明した天井高アップや子供部屋のバリアフリー、ユニットバスのサイズアップとエアコンの隠蔽配管など、施工担当と打ち合わせを重ねながら、クリアしていきました。
暮らすほどに愛着が増していくおうちを、これからも愛でてくださることと思います。これからお子さまの成長によって、おうちがどのように変化していくか楽しみにしています。