個室はしっかり確保しつつ家族が集う家|マンションリノベーション
「高校生の長男に自分の部屋を与えてあげたい」と思った事をきっかけに、住まいの見直しを始めたCさま。当初は新築も検討しましたが、住み慣れた場所でのリノベーションを選択されました。ご家族それぞれの心地よさ、趣味、理想などをうかがいながら、ひとつひとつ形にする方法を考えていく。そんな夢のあるCさまのリノベーションです。
WAKATTEポイント 1
狭くても夢が広がる子ども部屋
2人のお子さまそれぞれの意見を取り入れた子ども部屋。高校生の息子さんは、PCを置いても余裕がある幅広のデスクを、小学生の娘さんは夢だったハンモックを設置しました。限られたスペースでも快適に過ごすために、造作のロフトベットを採用。ロフトの昇り降りはお子様の安全を考え、ハシゴではなく階段にしました。階段の一部を収納にするなど、空間を有効活用する工夫もたっぷりです。
WAKATTEポイント 2
回遊動線でスムーズな暮らし
リビング、ワークスペース、キッチン、ダイニングをぐるっと回れる機能的なLDK。ミシンや編み物など、手芸が趣味の奥様のワークスペースを新設。パントリーや家事室の役割も兼ねており、ここを一番利用する奥様にとって使い勝手の良い部屋になるよう、しっかりヒアリングし、計算して作りました。
WAKATTEポイント 3
生活動線を意識した収納で片づけやすく
収納は「何をどこに」を確認しながら計画し、回遊できる生活動線の中に配置することで片付けがしやすくなりました。洋服用のクローゼットは、家族4人分の必要なスペースを計算し、暮らしにフィットした収納に。毛布や季節もの、日用品などのストック品もすっきりと収まっており、部屋も広々と使えます。玄関は土間を広げ、汚れやすいものや愛犬グッズ、シュークロークも含んだ多様な収納スペースが生まれました。
WAKATTEポイント 4
2列型キッチンで、空間を有効活用
キッチンは向きを90度変えて2列型に。シンク側の幅を少し短くしてスペースが生まれたことで、ダイニングテーブルを横付けしたストレートダイニングにすることができました。
手元を隠すための腰壁には、奥様のご要望で3方向にニッチを造作。リビング側は季節の飾り物、ダイニング側はティッシュ等の置き場、キッチン側はスパイスニッチとそれぞれ暮らしにマッチしています。
思い思いの時間が流れる、リビングの団らん時間
初めてお話を伺った時から、しっかりとした暮らしのイメージをお持ちで、そのご要望をなるべく多く叶えるため、細かな打合せを重ねました。『個室はあるけど家族が集う空間』をコンセプトに、個人のご要望を大切にしながらも、くつろげるリビングスペースをしっかり確保できるプランをご提案。居心地のよいリビングで家族が思い思いの時間を過ごす、そんなCさまの団らん時間が目に浮かびます。
■スタッフコメント
Cさまからのご要望を伺ったときに、とてもワクワクした事を覚えています。 細かなこともお打ち合わせで1つずつクリアして、ご要望からずれないように、かつその一歩先の提案が出来るよう、心がけました。結果、オンリーワンの住まいになったと思います。 撮影でお伺いした時に楽しそうにお話いただいている奥さまを見て、私もとても嬉しかったです。このお家でご家族皆さまが楽しくご生活されることを願っています。