DIYが大好きな家族のあたたかい家|戸建てリノベーション
築28年のご主人の実家を引き継いで住まわれていたM様。暮らし始めてみると、寒さなど、戸建てならではの不便さも感じるようになりリノベーションを決めました。DIYが大好きなご夫婦らしい、暮らしながら育てていけるおうちです。
WAKATTEポイント 1
ゆとりある空間を広げてくれる壁付けキッチン
当初は、対面式キッチンをご希望されていたMさま。たくさんお話を重ねる中で、本当に優先したいことが見えてきました。広々としたリビングでゆとりある家族の時間を過ごしたり、ご主人がゆったりとコーヒーを淹れたり…。それを叶えてくれるのが、壁付けキッチンでした。
この家の形状を生かして、3m45㎝という通常よりも幅広のキッチンが実現したことで、家族4人が並んでもまだ余裕があり、お気に入りの食器や家電も全て収納できる、すっきりとしたキッチンが生まれました。見えるからこそこだわった壁のタイルもポイントです。
WAKATTEポイント 2
あたたかい家に住みたいという思い
戸建てならではの悩みの一つが、寒さ。M様のお家は、日当たりの良い好立地ですが、リビングにある4つの大きな窓から熱が逃げていくため寒さが課題でした。
今回のリノベーションでは、床下断熱材を入れ、リビングは無垢のスギのフローリングに。スギはやわらかく肌触りが良くてヒヤッとしないのが魅力です。傷には強くありませんが、さらっとした足ざわりなので、床で過ごす時間もより快適に。
また、内窓をつけて二重サッシにすることで熱が逃げにくくなり、日差しをとりこんでくれる大きな窓の良さだけを残すができました。
WAKATTEポイント 3
DIYで暮らしながら育てていく
以前からDIYが大好きなご夫婦。今回も、リノベーション後に自分たちでDIYしたいところを決めて下地を入れておくなど、見えないところにもポイントがあります。キッチンの吊戸、リビング入口の可動棚、洗面台の棚など、ご夫婦の作品はどれも本格的な仕上がり。お部屋の模様替えもお好きということで、家具配置を変えやすいよう照明をスライドレールにするなどの工夫も。暮らしながら、好きなものを見つけて取り付けたり、使いやすい高さや大きさを決めたり、自分たちの家を「育てる」楽しみにあふれたM様邸です。
WAKATTEポイント 4
「自分でできる」を育てるこどもロッカー
押し入れがあったスペースを「こどもロッカー」に。左がお兄ちゃん用で、右が妹さん用。棚の背面クロスはそれぞれお気に入りの柄を選びました。可動棚になっていて、身長に合わせて必要なものを置くことができます。定位置を作ることで、片づける習慣づけにも。今後は学校のもの、習い事のものなどを置く予定。大人の目が届くリビングの近くに自分用のロッカーがあることで、子どもが自ら片付けや準備などをできるように、育てていくことができます。
ここから始まる、変化を楽しむ家づくり
戸建てならではの寒さの悩みから始まったリノベーションですが、リビングやキッチンが快適な空間になったことで、家族で料理を楽しんだり、床に座ってのんびりしたり、趣味の時間をゆったり楽しんだり、時間の過ごし方にも変化がありました。DIYが好きなM様にとって、今回のリノベーションは始まり。これからも変化を楽しみながら、愛着も育んでいかれるのだろうなと感じています。
■スタッフコメント
「一体感のある広いリビングダイニング」を優先して、対面キッチンにはしないことにしたMさまのリノベーション。様々な間取りの選択肢がありますが、何が良いかは家族の生活スタイルにより皆異なります。おうちの大きさや予算があるのですべての希望は叶えられないこともありますが、優先順位を決めて、色々な制約の中でそのご家族にとってのベストを探していくのもまた、リノベーションの醍醐味です。3m超えの長いキッチン、タイルや家電を魅せる、など壁付けキッチンだからできることにMさまのDIYも加わり、開放的なリビングダイニングを実現しつつ、こだわりが詰まったオリジナリティ溢れるおうちになりました。
打合せで何度か会ううちに、お子さまとも仲良くなれて嬉しかったです。