狭小マンションでも家族4人で心地よく暮らす家|スタッフ自邸マンションリノベーション
お子さまの成長を機に、子ども部屋を作るためにリノベーションを決められました。53㎡の限られた広さでも、2人のお子さまそれぞれの個室を確保し、ご夫婦ともに料理をされるということで、キッチンにもこだわっています。使い勝手や合理性を考えた、さまざまな工夫も見どころです。
WAKATTEポイント 1
2列型キッチンが叶えてくれた暮らしやすさ
キッチンは2列型を採用。シンクとコンロが横並びではなく、前後に分かれて並ぶ形で、ダイニングテーブルとつながるキッチンプランです。かつては小さめな壁面キッチンだったため、十分な作業スペースがありませんでしたが、2列にしたことで作業スペースが確保でき、ご夫婦でキッチンに並ぶことも。冷蔵庫、電子レンジ、シンク、コンロの動線がコンパクトにまとまっているのも使いやすさにつながっています。
WAKATTEポイント 2
ロフトベットで大満足な子ども部屋
以前はリビングがあったところに子ども部屋を2部屋新設。大工さんが造作したロフトベッドの柵やハシゴには、工事の足場用の単管パイプを使っており、男の子のお部屋らしい骨太なアクセントになっています。1部屋は3畳程ですが、空間を有効活用して圧迫感のない空間に。窓に面していない部屋のため、換気のための室内窓を設置しました。自然の明るさも取り込めます。
WAKATTEポイント 3
使い勝手を計算した造作棚
スペースが限られているため、ウォークインクローゼットで収納を一か所にまとめるのではなく、適材適所の使いやすい収納を設けるプランになっています。リビングには、2か所の収納棚を新設しました。
1つはリビングに入ってすぐにある、天井まで続く幅80センチ、奥行き40センチの日用品収納。くすり箱、取扱説明書、ティッシュなど、置き場所に困りがちなものを収納しています。奥行きを浅くすることで、奥のものにも手が届きやすくなっています。
もう1つは、ダイニングテーブルの横の棚。
右半分は食器や台所用具などを収納。食洗器の近くなので食器を戻しやすく、キッチンのパントリー的な役割も果たしています。
左半分はご夫婦の私物を収納。ダイニングテーブルが奥様のテレワークスペースということで、仕事関係の書類の定位置にもなっているそうです。どちらからでも開けやすい、引き違い戸を採用しました。
3回の引越し経験で得た、心地よく暮らす知恵
3回の引越しを経験しているH様。そのたびに持ち物が減っていったことで、「狭い家で心地よく暮らすために、持ち物をスケールダウンする」という考え方も大切にされています。ロフトベットや2列型キッチンといった空間を効率的に使うアイデアや、奥行きや用途まで細かく計画して作られた造作の収納棚など、狭小マンションで家族4人が心地よく暮らすためのヒントが盛りだくさんのお家です。
>このおうちができるまでを、読み物ページで更新中です。
#1 我が家の狭小マンションリノベ
◾️スタッフコメント
子どもたちの要望により2回目の自宅リノベーション。 限られた範囲の中で子ども2人の個室の確保、使い勝手の向上を念頭にプランニングしました。 廊下部分をリビングに取り込んだり、縦を意識した間取りで視覚的に広く見せる工夫をしました。マンションですが、天井高さを高く確保できた為、造作のロフトベッドも圧迫感のない高さで作成できました。適所に小さくても収納を設けたため、使い勝手の良いLDKになりました。
自宅ということもあり、タイルを職人さんに教えてもらいながら貼ったり、ロフトベッドの柵の単管パイプを自分で付けたり、趣味のDIYも満喫しながら楽しくできました。