更新日:2024.1.27.
子育て
みなさんは「もっと広い家に住みたい!」と思ったことはありませんか?リノベーションの場合、面積自体は変えられませんが、間取りを変えることでデッドスペースがなくなったり、視覚的に広さを感じやすくなったり、家を広く見せることができます。今回は、普段設計士が意識しているコンパクトな家を広く見せるポイントを5つご紹介します。
目 次
正方形のリビングよりも長方形のリビングのほうが、入った時に長い辺が目に入り広さを感じさせます。こちらのお家は長方形のLDK。リビングのドアを開けたときに一番長い辺が目に入るような間取りになっています。
吊戸のある対面式キッチンは、視界が遮られることで狭さを感じやすくなります。吊戸を撤去して視界が抜けるようにすることで、LDK全体が開放的になり広さが生まれます。
こちらのお家はLDKが一体型になったことで、リビングの面積自体は狭くなりましたが、その分、キッチン裏にワークスペースを作ることができました。
部屋と部屋を仕切る壁を室内窓にすることで、視線が抜けて圧迫感を軽減することができます。こちらのお家は、床から天井までの室内窓ですが、壁の一部に室内窓を付ける例もあります。
換気扇のダクトや構造の梁など天井のデコボコが目立つところは、思い切って天井を一段下げる方法。天井高をきれいに整えアクセントクロスを使うことで、さらに印象的な空間に。天井に視線が集まるとデコボコに目がいかなくなるので広く見えてスッキリします。
天井が高く視界の広がりがある空間は、広く開放的に感じられます。とはいえ、物理的に天井を上げることは難しいケースが多いですよね。取り入れやすいのが、カーテンをつける位置を窓枠より上に設置すること。天井付近からカーテンを付けることで空間を広く感じやすくなります。他にも、背の低い家具を置くことで視線が抜けやすくなります。
設計士が意識しているのは、「視線の抜け感」と「視界の広がり」。限られたスペースでも、間取りを変えることで、使い勝手が良く広さを感じられるリノベーションを行うことができます。お気軽にご相談ください。