更新日:2020.7.31.
お金の豆知識
リノベーションをする上で、コストのお話はプランのお話に比べると聞いていて楽しくないかもしれませんが、とても大切なことです。
出てきたプランで自分達の要望は叶っている、でも予算オーバー。そんなときはどうすれば良いのでしょうか。
簡単に言ってしまうとグレードダウンです。
設備機器や建材は、高グレードの物やオプションを見ると魅力的な物がたくさんありキリがありません。ですが、値段の良い物=自分達にとって最も良い物とは限りません。
★例えば・・・
・高機能だけど使いこなせなさそうなもの
・あれば便利だけど無くても問題なさそうなもの
・見た目は格好良いけど掃除がしにくそうなもの
などが考えられます。自分達の譲れないポイントに当てはまる商品は、今選んでいる商品でなくても良いのかもしれません。
商品はなるべくコストを抑えて、その分やりたいことをできるだけ多く実現できることが、自分達にとっての最適という場合もあります。低価格でも良い商品をたくさん知っているリノベーションのプロに相談してみましょう。
まだ使用できそうなものを再利用することで、商品コストを削減することができます。
★例えば・・・
・キッチンを交換したいけど、数年前に交換しているガスコンロだけは再利用する
・中古物件を購入したが、照明器具は今の家で使っている物をそのまま持ってくる
などが考えられます。
工事の最後にはクリーニング業者が入りますので、クリーニングできれいにして再利用、ということもできます。
ただし中には再利用をお勧めできない物や再利用するために施工費用がかかってしまうことがございますので、再利用をしても問題ないかどうかは担当者に相談をしてみましょう。
★使用年数が浅く汚れているだけであれば、クリーニングで再利用する選択肢もあります
住みながら1部屋ずつ仕上げていくか、施工箇所を一気に壊して一気に仕上げていくかで、職人の来る日数や家具移動・清掃・養生などの手間が変わります。
職人が来る日数を減らせれば施工費用を抑えることができ、工期も短縮することができます。家族の事情で空家にはできない場合は、家具がない状態にしていただくだけでも多少作業効率は変わってきます。
★例えば・・・
・工事中はご実家に仮住まいしていただき、家を空けていただく
・戸建の1階を全面改装するにあたり、1階の家具を全てない状態にして、工事中は2階で生活をしていただく
などが考えられます。
新築とリノベーションの違いとして、「解体」とその「処分」が挙げられます。構造にもよりますが、解体処分を減らすことでコストを削減できる場合があります。
★例えば・・・
・フローリングは張替ではなく上張りにする
・窓枠は交換ではなく既存の窓枠を塗装してきれいにする
などが考えられます。
商品の中には弊社で取り寄せるよりもお施主様が直接購入をした方が安く手に入れられるものがあります。
ただし、水周り商品や換気扇など配管・配線・ダクトなどが関係する物に関しては、構造を踏まえての発注が必要であり納品や保証の関係で施主支給はお断りするケースがございます。
★施主支給可能な例えとしては・・・
・インターネットで照明器具を買い揃える
・アンティークショップや雑貨屋でアクセサリーなどを購入する
などが考えられます。
★タオル掛けなどの小物は、インターネットで安く素敵なものを探してみるのも良いかもしれません。
工事箇所を減らすことは大幅なコスト削減になりますが、今回見送るというだけでいずれはやらないといけない日がきます。
そのため、リノベーションの際に一緒にやっておいた方が良いこと、いずれの機会に行ってもさほどデメリットがないこと、を踏まえて検討する必要があります。
★一緒にやっておいた方が良い例としては・・・
・家具が入ってしまうと難しいフローリングや壁紙の張替
・一緒にやった方が確実に費用を抑えられる工事や、いずれ行うと今回のリノベーションと二度手間になってしまう工事(壁紙張替えが必ず伴う建具交換など)
・省エネになるためランニングコストが抑えられ、早期に導入した方が費用を回収していける工事(節水トイレへの交換や断熱工事など)
★逆にいずれの機会に回しても良さそうな例としては・・・
・間取りが変わらずその空間だけで完結できて、後々住みながらでもリフォームできそうな箇所(浴室、給湯器など)
工事箇所を減らさなくても工事内容を減らす方法としては、造作工事を無くすことがあります。
★例えば・・・
・造り付けの収納をやめて、置き家具にする
・収納や部屋の入口に扉を付けるのをやめて、オープンまたはカーテンにする
・天井を造らずにコンクリートのままにする
などが考えられます。
★天井を造らずに躯体のコンクリートを表しにした事例
理想のリノベーションを実現するためのコストダウンには、以下の3点が大切です。
・譲れないこだわりポイントと優先順位をはっきりさせる
・今回かけられる本当の予算はいくらなのかをもう一度考えてみる
・その上で担当者に減額のため提案をしてもらう
どんなリノベーションにおいても、予算がいくらでも良いということはないと思います。
家族の将来のための資金計画や、リノベーションに合わせて買いたい家具家電など、リフォーム以外にかかるこれから必要なお金のことを踏まえて、これくらいに収まると良いなという予算と、ここだけは絶対に超えられないという予算を考えてみてください。
その上で、リノベーションで叶えたいことの優先順位を教えてください。
予算を気にしてばかりだと楽しくなくなってしまいますが、本音で話し合えれば「予算のかけどころ」は担当者が提案してくれます。
WAKATTEのスタッフは、これまで何百件とご予算の相談に乗り、自宅のリノベーションを自ら手掛けたりもしており、また実際に子育てをしている主婦だからこそ分かる家計のことなども踏まえてお話しすることができます。
削れるところは削る、でも外せないポイントにはトコトンこだわって、WAKATTEで理想のリノベーションを一緒に実現しましょう。
実際にここで述べたコストダウンの方法を実行したリノベーション実例もWAKATTEホームページに掲載しておりますので、参考にご覧になってみてください。
★一緒に理想のリノベーションを実現しましょう!
ここまで読んでいただきありがとうございます!
資料は無料でお送りしていますので、下記よりお気軽にお申し込みください。