更新日:2024.10.26.
子ども部屋
我が家のリノベ
53㎡の中古マンションを購入後自らリノベーション。
家族4人で暮らしはじめるも、二度目のリノベーションをすることに!!
なぜ? どうして? どうなった?
家づくりのプロが、わが家に起こった物語をお伝えします。
※2024年現在 長男高校1年生・次男小学6年生
いつもリノベ物語をご覧いただき、ありがとうございます!
今回はHIKOさんファミリーのリノベ物語から少し離れ、「造作ロフトベッド」についてお伝えしたいと思います。
✔造作ロフトベッドのメリットとデメリット
✔実際の施工事例
について、ご紹介します!
まずは、造作ロフトベッドのメリットとデメリットについて。
■メリット
・空間を有効活用できる
・壁や床に直接固定するため、頑丈!
・形や見た目も自由にデザインできる
空間を上下に分けると床面積が増えるので、上はベッド、下は勉強スペースと収納など、活用できるスペースが増えます。
壁にしっかり固定するため、市販のロフトベッドのように揺れが気にならず、少し雑に扱っても大丈夫!
柱型などで既製品が置けない部屋でも、すき間いっぱいにつくれたり、オリジナルのデザインにすることも可能です。
■デメリット
・簡単に撤去はできない
・コストがかかる
・上は熱気がこもる
しっかり固定できる反面、簡単に撤去はできません。造作ロフトベッドを採用される方の多くは、お子さまが小学生以上。お子さまが怖がることなく使えるか、つくったけど使わない…ということがないようにヒアリングをしています。
市販のロフトベッドだと、安いものなら3万円から売られていますが、造作のロフトベッドだと20万円以上はかかります。フルリノベーションなら、他の部分のコストダウンなどで全体の調整をすることも可能です。
ロフトベッド上は、熱がこもりやすいので、空調についてはしっかり検討する必要があります。エアコンの設置の他、サーキュレーターなどで空気を循環してあげると、さらに過ごしやすくなります。
■こんな方に造作ロフトベッドはおすすめ
✔部屋が狭い、でも既製品を置けない寸法、そして物が多い方
✔デザインやサイズ、オリジナルのロフトベッドがつくりたい方
HIKOさんが造作のロフトベッドを選んだのも、
・部屋の幅いっぱいにつくれるので、無駄がない。
・男の子だし、アスレチックみたいに使うかもしれないから造作で頑丈に。
・DIYが好きなので、ロフト下はいろいろ工夫できそう。
という点でした。壁紙をお子さまに選んでもらったり、自分の部屋として、物の管理ができるようになったり、自立心が育まれるといいなという思いを込めて設計しています。
ここからは、実際の施工事例をご紹介します!
【CASE1】
ロフトベッドで大満足な子ども部屋
まずは、HIKOさんちの子ども部屋!
▷引き戸を開けると、左右対称なロフトベッドが印象的。
ロフトの柵やはしごには、工事現場で使われる単管パイプを利用しました。
実は、造作のロフトベッドで使う柵やはしごは、結構高いんです。上手くコストダウンしながらインダストリアルなかっこいいロフトベッドになりました!
【CASE2】
ロフトベッドにハンモック、夢を叶えた子ども部屋
▷階段の上り下りを安全に、というご要望を踏まえて箱型階段に。階段部分も収納にして使い勝手がアップしました。
娘さまの夢だったハンモックも造作ロフトベッドの一部を使って、強度も十分な仕上がりに。
▷高校生の息子さんは、ゲーム環境を整えたいというご希望。ロフトベッド下のスペースを利用して、幅広のモニターを置いてもゆったりとしたスペースが叶いました。
【CASE3】
6畳和室に子ども部屋2つ。ロフトベッドで空間活用。
▷くぼみ部分にベッドを置けるように寸法を調整。弟くんが選んだ蓄光の空柄のクロスを一部に貼って、寝ているときも楽しい部屋に。
▷はしごがついている出っ張っているところが裏側のベッド部分。室内窓で明るさを取り込みました。
>Coming Soon
【CASE4】
LDKとつながる多目的なロフトベッド
▷LDKの一部にロフトベッドを造作。右はワークスペース、ベッド下は納戸、左はWICになっています。
▷アーチの壁が可愛いロフトベッド。この壁は日中はたたんでおいたお布団の目隠しに、夜はリビングの電気がついていても、枕元を暗くする役割があります。
▷ロフト部分はシングルサイズのマットレスが2枚敷ける広さ。
秘密基地のようなスペースは、遊び場にも、寝室にもなります。
WICの足元はロフトベッド下の収納につなげて、収納力もアップしています。
お子さまの希望やご家族の暮らしに合わせて、つくりあげるロフトベッドは工夫と思いやりが詰まっています。
楽しいおうちづくりの参考になれば幸いです!
次回は、本編に戻り、「建材選び」についてお伝えしたいと思います。
>続きを読む #9「仕様決め」も建築士とお客さまの二人三脚で
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