更新日:2024.10.12.
我が家のリノベ
53㎡の中古マンションを購入後自らリノベーション。
家族4人で暮らしはじめるも、二度目のリノベーションをすることに!!
なぜ? どうして? どうなった?
家づくりのプロが、わが家に起こった物語をお伝えします。
※2024年現在 長男高校1年生・次男小学6年生
試行錯誤しながらも2回目のリノベーションプランを完成させたHIKOさん。そして今回は、いよいよ家族へのプレゼンテーションです。家族全員の希望を取り入れたHIKOさんの思いは伝わるでしょうか…?
HIKO:まずはおさらい。前回は、1回目のリノベーション(BEFORE)から2回目のリノベーション(AFTER)の間取りがどのように変わったのかをお伝えしました。
ドキドキ。家族にプレゼン日
HIKO:いよいよできあがった間取りを家族にプレゼンする日がやってきました。この段階まで来ると図面やパースが入ったプレゼンボードなど、お客さまが新しいお家のイメージが湧きやすい様資料をつくってプレゼンします。
さっそく、夫に資料を見せながら身振り手振りで説明です!
HIKO『今のキッチンと、ダイニングの場所に子ども部屋を2部屋つくって、寝室とリビングを繋げて、新しいLDKにしてー。ここら辺に収納で……』
夫『ちょちょっと待って、えーキッチン移動するの!? 今のキッチンと、テーブルがある所に2部屋? ここに? 狭いよ?』
HIKO心の声(はてな多すぎ! パニック!?)
どうやら頭がついてこないみたいです。渡した図面を見てもまだ「???」状態。
そりゃそうだ。事前に軽く相談はしていましたが、今回私が提案している間取りは、現状とはガラッと変わるんです。
夫『ふむふむ……(渡された図面を読み解く)。このキッチンすごいね。こんな形あるんだ。今より広くなるってこと? 子ども部屋は狭そうだけど大丈夫なの?』
HIKO心の声(よしよし。質問が多いのは興味を持ってくれている証拠だ)
HIKO『キッチンは今より広いよ。この型は作業動線も短くて済むから使いやすいと思うよ』
夫『確かに。横に長いと移動面倒だしね』
HIKO『そーそー。長めのキッチンを半分に切って分けた感じだから狭い場所でも、実質広いキッチンが置けるんだよ。』
夫こだわりのキッチン。なんとか納得してくれた様子です。
HIKO『子ども部屋は平面図だとわからないけど、実は固定のロフトベッドをつくりたいと思ってるんだ、こんな風に……』
夫『なるほどね。これは子ども達喜びそうだ。ロフトってことは下が空いてるってことだね。それって、売っているベッドじゃダメなの?』
HIKO『もちろん大丈夫だけど、うちは男の子だし、アスレチックみたいに使うかもしれないから固定した方が安全。それに部屋の幅きっちりにつくれるから無駄がない』
夫『うーん。いらなくなったとき、邪魔な気がするけど……そのときにどうにかなるといいね』
了解です。大きな所を納得して貰い夫クリアです。
次に、子どもたち。
HIKO『子ども部屋、こんな風にしてみようかと思うんだけど、どうかな?』
1号『えっ、えっ? すごくいいじゃん! 2段ベッドみたいなのあるよ。広さってどれくらい!?』
2号『2段ベッド! えっ、じゃあぼく上の段がいい〜。』
HIKO『広さは少し狭いから、ベッドの下を使えるようにしたの。だから、窮屈な感じはないと思うよ』
1号『なるほどね。じゃあソファは置ける?』
HIKO『う〜ん。置こうと思えば。』
1号『なら、おーけー。』
そのやりとりを聞いていた2号くんは、パースをみて何かに閃いた様子。
2号『じゃあぼくは、滑り台つける!』
HIKOこころの声(えっっ! 新たな要望が出ました〜。が、滑り台はスペース的に無理だよ。今回はほんとに無理!)←ということで笑顔でスルー
色々ありましたが、こうしてHIKO 家の小さな施主たちからも無事お許しを貰うことができたのです。大きな難関をクリアした我が家のリノベーション計画! ホッと一息です。
が、実はこれからがまた大変。床材やキッチンの引き出し素材、ドア、クロス……。こういった細かなデザインを決めていく工程(「建材選び」と呼びます)です。
ご想像していただく限りでも決めることが多いですよね。だからきっと、お客さまはどのように進めるのかがわからず不安になってしまうといけません。そこで、次回は一度「建材選び」の一般的な流れをお伝えします!