更新日:2024.4.16.
子育て
子ども部屋が近い将来必要になるのか、それともだいぶ先なのかによって、リノベーションのプランは変わってきます。今回は小さいお子さまがいるご家族と兄弟構成が決まっているご家族に分けて子ども部屋づくりのアイデアを集めました。
目 次
「子ども部屋が必要になるのはまだまだ先」「今は広々と使いたい」という場合は、個室を作りこむのではなく、必要となった時に間仕切りを設置するというアイデア。スムーズに工事が行えるように、天井や入口の下ごしらえだけしておきます。天井をあらかじめ補強しておくことで工事費用と日数の削減になったり、DIYでカーテンをつけるなど自由度もUPします。
3LDKから1LDKに。ダイナミックな間取り変更や、部屋同士がつながり合うことで、余裕のあるワンフロアの開放感があります。今は広々と使っているLDKの一角を、ゆくゆくは子ども部屋にリフォームする予定。スムーズに壁や扉を設置できるように、天井に下地を入れています。
奥様の要望は、育児と仕事が両立できるお家。お子様が小さいうちは、どこで家事をしていても目が届くような動線の確保を第一に考えました。将来、子ども部屋が必要になった時は、家族の寝室として使っている7.5畳の部屋を、真ん中で間仕切りをすることで2部屋に分けられます。どちらの部屋からも出入りできるようにリビング側と廊下側、2か所に入口を設けました。
戸建て二階建てのリノベーション。現在、お子さまのプレイルームとして使っている8.5帖の部屋は、真ん中で仕切ると2部屋になるように設計されています。
プレイルームの入口は一か所ですが、引き違い戸になっているので、そのまま2つの個室のドアとして使うことができます。入り口を引き違い戸にして2部屋に仕切るアイデアは、マンションでも採用しやすいアイデアです。
近い未来に子ども部屋が必要なら、あらかじめ仕切りや個室を作っておいて、今は違う用途で使いながら、ゆくゆくはこども部屋にするという提案。兄弟の性別が違う場合など、しっかり間仕切りをしたいという方におすすめです。
将来、子ども部屋を2つ確保することを想定した間取りを考えました。個室は2つあり、今は家族の寝室として使っている1部屋が、娘さんのお部屋になる予定。奥様のワークスペースが寝室の隣にあるので、寝かしつけの後もお子さんの様子が感じられるので安心です。将来、下の息子さんに部屋が必要となった時は、リビングの間仕切りの奥を夫婦の寝室にする予定です。
子どもの成長や仕事のスタイルによっても、家の中に必要なスペースは変化します。「子どもが小さいうちは、家族全員で寝られる個室がほしい」「テレワークの部屋が必要」という要望を受け、元々の間取りを生かしながら、3つある個室は「家族の寝室」「旦那さまのワークスペース」「子どもたちのプレイスペース」として。
将来は「子ども部屋」×2部屋と、現在のプレイスペースが「夫婦の寝室」になる予定です。個室を作り込みすぎず、可変性をもたせたことで、ライフステージが変わっても居心地の良さが続きます。
兄弟姉妹の年齢が離れている場合、子ども部屋が必要な時期もそれぞれ。個室は、成長に合わせて使い方を変えられるように用途にゆとりをもたせました。現在、2つある個室のうち1部屋は、中学受験を控えたご長男が使用しており、もう1部屋は家族の寝室に。今は2LDKですが、子ども部屋が3つ必要になったときは、リビングの一部を個室にできるようになっています。ハンモック用につくったリビングの柱が、リビングを2部屋に間仕切りするための下地にもなっています。
マンションでよくあるのが、柱やドアが邪魔でベッドが部屋に入らないという問題。ベッドのサイズを考慮して間仕切りをしたり、引戸にすることができるのは、リノベーションならではです。
ヒヤリングの際、明確にこうしたいと伝えられなくてもご安心ください。お客様のご要望の本質を理解し、5年後、10年後を踏まえてご提案いたします。
将来のご家族の暮らしをしっかり見据えることで、机やベッドなど、家具のサイズ感なども考慮した設計ができます。ある程度を想定した上で、いざ、子ども部屋を欲しがるタイミングが来たら、ぜひ、お子さんの自主性にも任せてあげるのがおすすめです。自分のことを自分で決めさせてあげることで、部屋を大切に扱ったり、団らんと一人時間のバランスが整ったりと、良いことがたくさんあります。
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